肩こりと腰痛、肩と腰の関係

siromero

2018年01月03日 22:53

今回は、肩こりと腰痛についてワンポイントアドバイスです。
先日、立っていても座っていても、じっとしてても腰が痛いという方に施術しました。
どうすると痛いか確認し、後方に腰をそらすと痛いとのことで
施術をして痛みは少し残っているものの、後方に腰をそらせるようになった、痛みが楽になったという変化が出てきたので
今回はここで終了して話を聞きました。
この方は猫背気味の方ですが、
聞くと、そういえば仕事で使っている椅子の高さが少し高くて前かがみになって仕事をしていたとのこと。
高さの調整ができる椅子のようでしたがちょっとの事なので調整しなかったとのこと。
実はこういったところに身体に負担をかける原因があったりするのです。
前かがみの姿勢はいわゆる猫背の姿勢ですが、
前かがみになると頭が背骨の真上でなく前に出てきます。
そのままだと頭の重さでお辞儀することになるので、そうならないように首・背中で頭を支えます(釣竿を持っているようなものです)。
同様に肩も背骨の前に来るので両腕の重みが肩と背中にかかってきます。
さらに猫背になって頭が傾くと視線が下を向くので視線を上げようとします。
するとあごが前に突き出る格好になります。
この格好は首に負担がかかります。
これだけ見ると首・肩・背中だけのようですが、釣り竿と同じで、最後は足腰に負担が行くのです。
この方は次の日、朝起きてもいつものように腰が痛くなかったと喜んで教えてくれました。
猫背の方はおへそを前に出すようにお尻を立てて、頭を背骨の上に乗せるような気持ちで姿勢を正すと首と肩の負担が軽くなります。
肩がこっているひとは、筋肉が縮んで肩が上に持ち上がっているので、いったん肩をさらに上に持ち上げてすっと力を抜いて肩を落とすと緊張がとれてきます。上に持ち上げて後ろに下げてストンと落とすバージョンもさらに効果が見込めます。
次回は、腰と肩との連動についてお話ししたいと思います。

関連記事